【SVシングルS1】拘りペリカメカバルドン 【最終295位】
【構築経緯】
雨下のカジリガメがスカーフマスカーニャ以外の環境にいるポケモンを抜くことができることに着目し、ペリッパー+カジリガメから構築を始動。ペリッパーはドラゴンに対面打ち勝てる妖テラスHC眼鏡、カジリガメは最も火力の出せる鉢巻での採用。
雨選出の裏に置くポケモンとして雨ターンの管理がしやすく、カイリューやミミッキュなどへの物理受けとしての性能が高いHBカバルドンを採用。
また雨選出だと厳しいマスカーニャに対して、カバルドンと合わせて対処可能な陽気スカーフマスカーニャを採用。
雨選出で厳しい水ロトムに対してマスカーニャと合わせて見ることが出来、マスカーニャ+カバルドンで選出する場合の裏の一体として対応範囲の広いHDサーフゴーを採用。
ラスト一枠はここまでで重いセグレイブに対して有利かつ、ペリッパーを出していない時にヘイラッシャが重めなのでその対策となれる鋼テラス身代わりサザンドラを採用。
【選出】
ほぼこの2つ
【個体解説】
ペリッパー 控えめHC252,S4
167-63-120-161-90-86
単体性能の最も高いHC眼鏡で採用。
雨で重いドラゴンを初手対面で妖テラを切る事で相手のテラスにさほど依存せずに対面処理することが出来る(ドラパには暴風でも13/16、ガブには波乗りでも12/16の乱数で落とせる)。
耐久が高く通りのいい高火力の水、飛行技を打てるため高い対面性能がある。火力が高いためへイラッシャやキョジオーンに対する崩しも可能。
カジリガメ 意地AS252, B4
165-183-111-×-88-126
雨エースの中でも火力、耐久、素早さが高水準。雨下ならS+1の最速100族まで抜けるためウルガモスなどへの積みストッパーにもなれる。
イルカマンやフローゼルと異なりウェーブタックルを覚えないため、水半減の相手に対して命中不安の岩技を打たなければいけない場面が多い点は気になった。とはいえ反動技を打たなくてもアクブレ、エッジの範囲により耐久を維持しつつ火力を出せる点は高評価。また雨無しでも岩技で高火力を出すことが出来る。
耐久はミミッキュの珠じゃれ影やドドゲザンの悪テラス黒い眼鏡不意打ちを耐えるほど。またカバの砂と相性が良いため遅い特殊電気に対してカバから引いたりも出来る。
カバルドン 腕白HB252,D4
215-132-187-×-93-67
物理に後投げし削りを入れるHBゴツメでの採用。またテラスタルは水ロトム、マスカーニャ、キノガッサ、イルカマン意識で草テラス。
雨選出、裏選出ともにクッションの役割を持つため選出率はほぼ100%。
雨との相性の良さはれみさんが実証済み(
【剣盾S4シングル最終154位】神託ペリカメナット - ラティクチを諦めるな
)。砂が強く、ペリカメで重い襷に対して後投げするだけで倒したり、雨ターンの管理がしやすくなる。
このポケモン自体の単体性能は非常に高いが、選出画面で分かりにくいラム持ちに対してeasy-winを取られやすい点は気になった。
マスカーニャ 陽気A252,B124,S132
151-162-106-×-90-176
<調整>
S:意地スカーフマスカーニャ+1
HB:鉢巻ノーマルテラスカイリューの神速を14/16の乱数で耐える、意地キノガッサのマッハパンチを15/16の乱数で耐える等
マスカーニャに投げるマスカーニャ。蜻蛉+カバの砂で最速スカーフ以外のマスカーニャに対処可能。シーズン中盤ではスカーフドラパルトや最速スカーフマスカーニャに倒されたが、最終日では一度も当たらなかった。
変幻自在でじゃれつくを採用することで初手のカイリューに対して居座ることが可能。鉢巻逆鱗でカバが倒されるのを防ぐことが出来る。
草悪の耐性によりカバルドンとのサイクルがしやすく、裏選出で非常に活躍した。
サーフゴー 穏やかH244,D252,B12
193-×-117-153-157-104
カバルドンで厳しい特殊に対して強いHDでの採用。テラスタルはサザンドラに対して耐性面で優秀な格闘テラス。ついでに気合玉の火力も上がる。
相手の選出次第ではこのポケモン一体で詰んでいることもある。
サザンドラ 臆病CS252,H4
168-×-110-177-110-165
セグレイブ対策枠。眼鏡はペリッパーに奪われているためメトロノームにしたが、技を打ち分けできるのと身代わりが優秀だった。羽休めカイリューに対しても負荷をかけられる。
努力値の余りをHPにしているのは、身代わりが無振りへイラッシャのウェーブタックルを受けたときの乱数がB4振りより良いため。
【戦績】
TN ノンキャ 295位
TN Black Pepper 4桁順位
【終わりに】
久々のポケモンでした。2桁順位を目指しましたが不甲斐ないプレイングが多く勝ちきれませんでした。またカジリガメの命中不安やカバルドン、サーフゴーの被弾数の多さによる下振れ要素も敗因の1つだったと思います。シーズン2は修論の関係で忙しく潜れないので誰かペリッパー+カジリガメを使って上げてください。