こんにちは、キャルです。ぺリッパー+カジリガメの雨パで2ロム最終二桁を載せることが出来ました。
使用構築はこちら。
7世代で使い慣れた雨パを使用しました。ペリッパー+カジリガメから組み始め、それと相性の良いナットレイとドラパルトも採用しました。@2は雨で重いカットムやパッチラゴン入りの構築に対応でき、かつ汎用性のある並びを探した結果、最終的にドリュウズ+トゲキッスに落ち着きました。
ほとんどの相手に対しペリカメナットで対応できるので、選出は8割型ペリカメナットでした。 ぺリッパーとナットレイでサイクルを回しつつ削りを入れ、カジリガメを通すのが基本的な立ち回りです。
【使用個体】
・ペリッパー
特性 :雨降らし
性格 :控えめ
持ち物:こだわり眼鏡
技 :波乗り 暴風 とんぼがえり こらえる
努力値:167(252) - 63 - 120 - 161(252) - 90 - 86(4)
火力のないぺリッパーは信用してないので眼鏡を持たせています。眼鏡だとカジリガメを通すのに十分な削りを入れてくれたり、ギルガルドやニンフィアに勝てるようになったりします。他にもナットレイの宿り木と合わせて受け回しを崩したりと、単に雨を降らせるにとどまらない活躍をしてくれました。
ペリナットのサイクルで相手のダイマターンを稼ぐことが多々あったので、その際に選択肢となり得る「こらえる」を採用しました。他の技候補として、H振りアーマーガアやD振りカバルドンを確定で落とせる「ハイドロポンプ」もアリだと思います。「れいとうビーム」はサザンドラにしか撃たない上に低乱でしか倒せないので要らないと思いました。
<参考>
与ダメ
H244D4ニンフィア(=ブラッキー)に雨波乗りが61.1%~72.1%
H252D4カビゴンに雨波乗りが52.8%〜62.1%
無振りドラパルトを暴風で13/16の乱数で倒せる
被ダメ
陽気ドリュウズの岩石封じが43.1〜51.4%
・カジリガメ
※非キョダイマックス個体
特性 :すいすい
性格 :意地っ張り
持ち物:命の珠
技 :アクアブレイク 諸刃の頭突き 馬鹿力 剣の舞
努力値:165 - 183(252) - 111(4) - xx - 88 - 126(252)
最強の雨エース。ぺリッパーと組み合わせることにより、実質的にダイマターンを延長できたり、ギャラやキッスとの縛り関係を逆転できたりします。かなり高い火力と制圧力を持っていて、なぜペリカメが環境にいないのか疑問に思うほど強かったです。
今回は非キョダイマックス個体を採用しました。「ダイストリーム」が撃てるおかげでカメピン選出の選択が取れたり、「ダイロック」→「ダイストリーム」により雨ターンの調整ができることを評価しての採用です。キョダイ個体も裏の襷を削ることができるのでいつか使ってみたいです。
<参考>
与ダメ
トゲキッスに諸刃(=ダイロック)が351〜416ダメージ ⇒ H実数値175のダイマまで確定一発
H252ロトムが諸刃(ダイロック)で確定一発
HBアーマーガアに雨ダイストリームが74.6%~88.2%
すいすい発動時、S+1リザードンを抜ける
・ナットレイ
特性 :鉄の棘
性格 :勇敢
持ち物:食べ残し
技 :ジャイロボール パワーウィップ 宿り木の種 守る
努力値:181(252) - 160(252) - 152(4) - xx - 136 - 22
ミトムやラプラスに負荷をかけたいのでA特化です。Aに特化したことで思いのほかダイマックスと相性が良く、カジリガメがダイマしなくても強いこともあって、結構ナットをダイマさせることは多かったです。
カビゴンやミトム、エースバーンなどに対してペリナットのサイクルが強力でした。
・ドリュウズ
特性 :型破り
性格 :陽気
持ち物:気合の襷
努力値:185 - 187(252) - 81(4) - xx - 85 - 154(252)
ロトムに打点が欲しかったので型破りでの採用。カジリガメの「ダイロック」を活かせる砂かきも試してみましたが、あまり強くなかったです。
ペリカメが苦手とするパッチラゴンに強いので、ドリュキッスの選出以外に、ペリカメドリュウズと選出することもそこそこ多かったです。
・トゲキッス
特性 :強運
性格 :臆病
持ち物:ピントレンズ
努力値:161(4) - xx - 115 - 172(252) - 135 - 145(252)
裏選出のエース。珠をカメに渡していたので強運型にしました。ついでに壁展開に強く出れたのが良かったです。
ドリュキッス+カジリガメの選出をする際、カビゴンなどに撃ってカジリガメの起点にできる「甘える」を採用しました。龍舞バンギや鈍いカビの起点回避が出来たりと、そこそこ感触は良かったです。
・ドラパルト
特性 :すり抜け
性格 :陽気
持ち物:こだわりスカーフ
技 :ドラゴンアロー ゴーストダイブ とんぼがえり 鬼火
努力値:163 - 172(252) - 96(4) - xx - 95 - 213(252)
雨選出にも裏選出にも組み込めるパーツ。雨+ナットできつい電気技持ちの格闘タイプ(ルチャブル、ルカリオ、ジャラランガなど)によく投げてました。
ダイマックスミラーに強く、大体の相手はダイウォール→ダイホロウ→ダイウォールで勝つことが出来ます。
砂かきドリュウズを抜けるよう最速スカーフ。
【戦績】
中盤
2/10に瞬間一位
2/13に再び一位
最終
メイン TN キャノン
43位
サブ TN ダイヤ◇
33位
【8世代における雨パについて】
ここからが記事のメインです。
◯雨始動要員を採用する価値
8世代では「ダイストリーム」によって雨エース自ら雨を降らせることが出来るようになりました。それ故わざわざ選出の一枠を割いてまで雨始動要員であるペリッパーを採用する価値はあるのかと思う方もいると思います。自分もペリカメを使うまでは少しそう思ってましたが、いざ使ってみると採用するのに十分な利点がありました。それは
・ダイマックスをしなくても雨下でカメを動かせる
・カメが初めから速い
という点です。雨下のカジリガメは珠アクブレや諸刃により、ダイマックスをせずとも十分な火力を上から押し付けることができます。それゆえ裏のナットレイやドラパルトにダイマックス権を渡すことができたり、実質ダイマターンの延長ができます。また初速が速いので、例えばカメを出す前にギャラドスやトゲキッスを出されていても、雨が降っていれば上からの草技で倒されることなく、逆にこちらが上を取って諸刃またはダイロックで倒すことができます。
このように、ペリッパーを採用する価値は十分あります。
◯天候を書き換えるダイマックス技が横行する中で雨パを通せるのか
実際ダイバーンなどによってこちらの雨をなんとかしてこようとする人もちらほらいました。しかしダイバーンはペリカメのどちらにもほとんど効かず、その間に相手のダイマターンを枯らせるのでこちらのダイマックスを通せます。ダイロックも使い手がカメやナットに弱いことが多いのでなんとかなります。(ダイアイスは使い手が少ないので省略)。そもそもペリッパーを再度繰り出せば雨に戻せるので、要は立ち回りでどうとでも対処が出来るということです。使ってみればわかると思います。
結論: 8世代でも雨パは強い!
この記事を読んで今後雨パを使う方の参考になると幸いです。