【USM S14 最高最終2107】鉄拳ペリラグミミッキュ
S14お疲れ様でした。今回は初めて2100に載せることが出来たので、記念に記事を書きます。並びはこちら。
今期は終盤までレートが思うように伸びず、良い構築も思い浮かばなかったので、kyotounivpokeのサークル仲間であるsuica(@suica69065574)さんの構築を使用することにしました。水Zペリ+きあパンラグ+電磁波ナットの並びが非常に強力だと感じたのが使用するに至った最たる理由です。
suicaさんの記事はこちら。
鉄拳ペリラグナット【s14 最高最終2011】 - 国際孵化勢のレート日記
【コンセプト】
・ペリッパーの単体性能を高くすることで、雨ターンを最大限活かす。
・ナットレイの電磁波により構築の対応範囲を広げる。
・水Zペリ+きあパンラグで汎用性を保ちつつ崩し性能を持たせる。
・誘うリザYには両刀マンダで対応。
・雨パに必ず出てくるゴーリを挑発ゴーリで餌にする。
・初見殺し要素を多く取り入れることでeasy winを狙う。
【個別解説】
強いと思った点を書きます。
◯ペリッパー @水z
・性格:控えめ
・特性:雨降らし
・実数値(努力値):
167(252)-63-121(4)-145(132)-91(4)-100(116)
・技:暴風/ハイドロポンプ/冷凍ビーム/とんぼがえり
調整
HB:特化マンダの捨て身を82%で耐え
S:ブルル意識
C:余り、雨下水ZでD4振りグロスに175~ダメージ
Zを持ち単体性能を上げ、負荷をかけやすくすることで雨ターンを有効活用出来る。カビゴンをドロポン+水Zで落としたり、ギルガルドをミミッキュの影打ち圏内にできるのが強力であった。
ペリッパーは火力を持たないと思われがちなため、舐めて突っ張ってくるグロスやHPの減った耐久ポケをカモにすることが出来た。初手ペリッパーデンジュモク対面は相手視点エナボ安定なため、水Zがよく通った。他の電気はさすがにラグ引き。
◯ラグラージ@メガ石
・性格:意地っ張り
・特性:激流
・実数値(努力値):
175-222(252)-130-×-131(4)-122(252)
・技:滝登り/地震/冷凍パンチ/気合パンチ
調整:ぶっぱ
気合パンチはムドーの羽やポリ2などの自己再生のターンに使う。この技の何が強いかというと、相手の回復技の下から撃てること。これによりムドーは雨無し滝圏内に、ポリ2は雨滝や地震圏内に入れることが出来るため、簡単に崩すことが出来る。ムドーを崩した後にミミッキュを通す動きが非常に強力であった。
他は普通のラグと一緒。雨パ使いの方は@1にきあパンを入れてみてはどうでしょうか。
◯ナットレイ@イアの実
・性格:呑気
・特性:鉄のトゲ
・実数値(努力値)
180(244)-114-185(140)-×-152(116)-22
・技:やどりぎのタネ/ジャイロボール/タネマシンガン/電磁波
調整:ツルギの聖剣やガルドの霊Z意識
電磁波を採用することでペリラグナットの雨選出でもツルギをペリと合わせて処理出来るようになったり、ミミッキュでルカリオやリザの上を取れるようになったのが強力だった。運に任せるような電磁波は最終手段としてしか使わないようにした。
◯ボーマンダ@メガ石
・性格:やんちゃ
・特性:威嚇
・実数値(努力値)
171(4)-216(252)-150-140-99-172(252)
・技:捨て身タックル/地震/流星群/大文字
調整:ぶっぱ
カバリザなど、リザがXだと断定できないパーティに選出する。雨が初手リザYを誘うので、初手に合わせに行けばeasy winを狙える。リザが初手に来なくても電磁波ナットがニトチャの起点にならない上、そもそも交換読み電磁波が決まるので、楽に対処できた。
◯ミミッキュ@気合の襷
・性格:陽気
・特性:ばけのかわ
・実数値(努力値)
131(4)-142(252)-100-×-125-162(252)
・技:影うち/シャドークロー/じゃれつく/剣の舞
個人的に構築のMVPはラグでもナットでもなくこのポケモン。本当に強かった。
ゴーリが耐久ポケの選出を抑制してくれたり、出てきても水Zペリときあパンラグで崩せるので、襷ミミッキュの崩しの少なさはカバーできた。
ペリラグやマンダで相手を削った後に非常に通りが良く、終盤の詰め筋として強力であった。特にマンダ軸、グロス軸には勝利に大きく貢献してくれた。
◯オニゴーリ@食べ残し
・性格:臆病
・特性:ムラッけ
・実数値(努力値)
177(172)-90-105(36)-101(4)-106(44)-145(252)
・技:フリーズドライ/挑発/身代わり/守る
調整:テンプレ
ゴーリ対策および耐久ポケの選出誘導の役割を持つ。
この構築はゴーリを非常によく誘うため、逆にカモにするために挑発ゴーリを採用した。ゴーリにゴーリを後投げしても相手はほぼそのまま居座ってくるため、相手の裏まるごと崩壊させられた。
挑発を撃つタイミングはある程度ムラっけでCが上がったり相手のフリドラ零度のppを減らしたら。Cを上げていれば挑発を見せた後相手が裏のポケモンとくるくるするのを咎められる。ちなみに挑発のppは32で、フリドラ零度の合計ppが40なので、居座ってくるなら確実に悪あがきまで持っていける。相手のフリドラ零度のppを枯らしてもこちらのフリドラ挑発のppはまだそれぞれ15くらい残っているので、全能力6段階上昇をもってそのまま裏ごと崩壊させられる。
最終日5回ほどゴーリと当たったが、このポケモンのおかげで楽に全勝出来た。
ゴーリ入か、明らかにゴーリが刺さっている低速パーティ相手にしか出さないため、選出はほぼない。ペリラグがある程度の崩しを持っているため尚更。
【選出】
・ペリラグミミッキュ
一番多い。ヒトムグロスやマンダ軸へ。リザランドグロスなど、リザがXだと断定できるパーティにも。
・ペリラグナット
ガルーラ軸やクチート軸、ラティハッサムなどに。たまにグロス軸、マンダ軸にも出す。
・マンダナットミミッキュ
・ラグナットミミッキュ
ヒトムグロスレヒレミミッキュへ。グロスをラグの地震でミミッキュの影圏内に入れればミミッキュが非常に通りやすい。ナットは初手レヒレケア。
・ゴーリ@2
ゴーリ入りやゴリゴリの受けサイクルへ。ゴーリの裏にグロスがいるならナット、ツルギがいるならマンダが欲しいかも。
【終わりに】
このパーティで明確に重いのがアゴ入りの展開構築くらいで、非常に多くのパーティに対応することができた。今まで握った構築の中で一番強力だったと思う。
構築を貸してくれて、一緒に調整や立ち回りについて考えてくれたsuicaに感謝。初めて2100を達成できて嬉しかった。最終日の勝率が非常に良かったため、もっと上をいける自信があったが、初21のため一応保存。
改めてS14お疲れ様でした。またここまで読んでいただきありがとうございました。
【戦績】
TNキャル 94-54
最高・最終2107
最終73位