【SVシングルS1】拘りペリカメカバルドン 【最終295位】
【構築経緯】
雨下のカジリガメがスカーフマスカーニャ以外の環境にいるポケモンを抜くことができることに着目し、ペリッパー+カジリガメから構築を始動。ペリッパーはドラゴンに対面打ち勝てる妖テラスHC眼鏡、カジリガメは最も火力の出せる鉢巻での採用。
雨選出の裏に置くポケモンとして雨ターンの管理がしやすく、カイリューやミミッキュなどへの物理受けとしての性能が高いHBカバルドンを採用。
また雨選出だと厳しいマスカーニャに対して、カバルドンと合わせて対処可能な陽気スカーフマスカーニャを採用。
雨選出で厳しい水ロトムに対してマスカーニャと合わせて見ることが出来、マスカーニャ+カバルドンで選出する場合の裏の一体として対応範囲の広いHDサーフゴーを採用。
ラスト一枠はここまでで重いセグレイブに対して有利かつ、ペリッパーを出していない時にヘイラッシャが重めなのでその対策となれる鋼テラス身代わりサザンドラを採用。
【選出】
ほぼこの2つ
【個体解説】
ペリッパー 控えめHC252,S4
167-63-120-161-90-86
単体性能の最も高いHC眼鏡で採用。
雨で重いドラゴンを初手対面で妖テラを切る事で相手のテラスにさほど依存せずに対面処理することが出来る(ドラパには暴風でも13/16、ガブには波乗りでも12/16の乱数で落とせる)。
耐久が高く通りのいい高火力の水、飛行技を打てるため高い対面性能がある。火力が高いためへイラッシャやキョジオーンに対する崩しも可能。
カジリガメ 意地AS252, B4
165-183-111-×-88-126
雨エースの中でも火力、耐久、素早さが高水準。雨下ならS+1の最速100族まで抜けるためウルガモスなどへの積みストッパーにもなれる。
イルカマンやフローゼルと異なりウェーブタックルを覚えないため、水半減の相手に対して命中不安の岩技を打たなければいけない場面が多い点は気になった。とはいえ反動技を打たなくてもアクブレ、エッジの範囲により耐久を維持しつつ火力を出せる点は高評価。また雨無しでも岩技で高火力を出すことが出来る。
耐久はミミッキュの珠じゃれ影やドドゲザンの悪テラス黒い眼鏡不意打ちを耐えるほど。またカバの砂と相性が良いため遅い特殊電気に対してカバから引いたりも出来る。
カバルドン 腕白HB252,D4
215-132-187-×-93-67
物理に後投げし削りを入れるHBゴツメでの採用。またテラスタルは水ロトム、マスカーニャ、キノガッサ、イルカマン意識で草テラス。
雨選出、裏選出ともにクッションの役割を持つため選出率はほぼ100%。
雨との相性の良さはれみさんが実証済み(
【剣盾S4シングル最終154位】神託ペリカメナット - ラティクチを諦めるな
)。砂が強く、ペリカメで重い襷に対して後投げするだけで倒したり、雨ターンの管理がしやすくなる。
このポケモン自体の単体性能は非常に高いが、選出画面で分かりにくいラム持ちに対してeasy-winを取られやすい点は気になった。
マスカーニャ 陽気A252,B124,S132
151-162-106-×-90-176
<調整>
S:意地スカーフマスカーニャ+1
HB:鉢巻ノーマルテラスカイリューの神速を14/16の乱数で耐える、意地キノガッサのマッハパンチを15/16の乱数で耐える等
マスカーニャに投げるマスカーニャ。蜻蛉+カバの砂で最速スカーフ以外のマスカーニャに対処可能。シーズン中盤ではスカーフドラパルトや最速スカーフマスカーニャに倒されたが、最終日では一度も当たらなかった。
変幻自在でじゃれつくを採用することで初手のカイリューに対して居座ることが可能。鉢巻逆鱗でカバが倒されるのを防ぐことが出来る。
草悪の耐性によりカバルドンとのサイクルがしやすく、裏選出で非常に活躍した。
サーフゴー 穏やかH244,D252,B12
193-×-117-153-157-104
カバルドンで厳しい特殊に対して強いHDでの採用。テラスタルはサザンドラに対して耐性面で優秀な格闘テラス。ついでに気合玉の火力も上がる。
相手の選出次第ではこのポケモン一体で詰んでいることもある。
サザンドラ 臆病CS252,H4
168-×-110-177-110-165
セグレイブ対策枠。眼鏡はペリッパーに奪われているためメトロノームにしたが、技を打ち分けできるのと身代わりが優秀だった。羽休めカイリューに対しても負荷をかけられる。
努力値の余りをHPにしているのは、身代わりが無振りへイラッシャのウェーブタックルを受けたときの乱数がB4振りより良いため。
【戦績】
TN ノンキャ 295位
TN Black Pepper 4桁順位
【終わりに】
久々のポケモンでした。2桁順位を目指しましたが不甲斐ないプレイングが多く勝ちきれませんでした。またカジリガメの命中不安やカバルドン、サーフゴーの被弾数の多さによる下振れ要素も敗因の1つだったと思います。シーズン2は修論の関係で忙しく潜れないので誰かペリッパー+カジリガメを使って上げてください。
【剣盾シングルS3】火力押し付けペリカメナット【最終33位、中盤1位】
こんにちは、キャルです。ぺリッパー+カジリガメの雨パで2ロム最終二桁を載せることが出来ました。
使用構築はこちら。
7世代で使い慣れた雨パを使用しました。ペリッパー+カジリガメから組み始め、それと相性の良いナットレイとドラパルトも採用しました。@2は雨で重いカットムやパッチラゴン入りの構築に対応でき、かつ汎用性のある並びを探した結果、最終的にドリュウズ+トゲキッスに落ち着きました。
ほとんどの相手に対しペリカメナットで対応できるので、選出は8割型ペリカメナットでした。 ぺリッパーとナットレイでサイクルを回しつつ削りを入れ、カジリガメを通すのが基本的な立ち回りです。
【使用個体】
・ペリッパー
特性 :雨降らし
性格 :控えめ
持ち物:こだわり眼鏡
技 :波乗り 暴風 とんぼがえり こらえる
努力値:167(252) - 63 - 120 - 161(252) - 90 - 86(4)
火力のないぺリッパーは信用してないので眼鏡を持たせています。眼鏡だとカジリガメを通すのに十分な削りを入れてくれたり、ギルガルドやニンフィアに勝てるようになったりします。他にもナットレイの宿り木と合わせて受け回しを崩したりと、単に雨を降らせるにとどまらない活躍をしてくれました。
ペリナットのサイクルで相手のダイマターンを稼ぐことが多々あったので、その際に選択肢となり得る「こらえる」を採用しました。他の技候補として、H振りアーマーガアやD振りカバルドンを確定で落とせる「ハイドロポンプ」もアリだと思います。「れいとうビーム」はサザンドラにしか撃たない上に低乱でしか倒せないので要らないと思いました。
<参考>
与ダメ
H244D4ニンフィア(=ブラッキー)に雨波乗りが61.1%~72.1%
H252D4カビゴンに雨波乗りが52.8%〜62.1%
無振りドラパルトを暴風で13/16の乱数で倒せる
被ダメ
陽気ドリュウズの岩石封じが43.1〜51.4%
・カジリガメ
※非キョダイマックス個体
特性 :すいすい
性格 :意地っ張り
持ち物:命の珠
技 :アクアブレイク 諸刃の頭突き 馬鹿力 剣の舞
努力値:165 - 183(252) - 111(4) - xx - 88 - 126(252)
最強の雨エース。ぺリッパーと組み合わせることにより、実質的にダイマターンを延長できたり、ギャラやキッスとの縛り関係を逆転できたりします。かなり高い火力と制圧力を持っていて、なぜペリカメが環境にいないのか疑問に思うほど強かったです。
今回は非キョダイマックス個体を採用しました。「ダイストリーム」が撃てるおかげでカメピン選出の選択が取れたり、「ダイロック」→「ダイストリーム」により雨ターンの調整ができることを評価しての採用です。キョダイ個体も裏の襷を削ることができるのでいつか使ってみたいです。
<参考>
与ダメ
トゲキッスに諸刃(=ダイロック)が351〜416ダメージ ⇒ H実数値175のダイマまで確定一発
H252ロトムが諸刃(ダイロック)で確定一発
HBアーマーガアに雨ダイストリームが74.6%~88.2%
すいすい発動時、S+1リザードンを抜ける
・ナットレイ
特性 :鉄の棘
性格 :勇敢
持ち物:食べ残し
技 :ジャイロボール パワーウィップ 宿り木の種 守る
努力値:181(252) - 160(252) - 152(4) - xx - 136 - 22
ミトムやラプラスに負荷をかけたいのでA特化です。Aに特化したことで思いのほかダイマックスと相性が良く、カジリガメがダイマしなくても強いこともあって、結構ナットをダイマさせることは多かったです。
カビゴンやミトム、エースバーンなどに対してペリナットのサイクルが強力でした。
・ドリュウズ
特性 :型破り
性格 :陽気
持ち物:気合の襷
努力値:185 - 187(252) - 81(4) - xx - 85 - 154(252)
ロトムに打点が欲しかったので型破りでの採用。カジリガメの「ダイロック」を活かせる砂かきも試してみましたが、あまり強くなかったです。
ペリカメが苦手とするパッチラゴンに強いので、ドリュキッスの選出以外に、ペリカメドリュウズと選出することもそこそこ多かったです。
・トゲキッス
特性 :強運
性格 :臆病
持ち物:ピントレンズ
努力値:161(4) - xx - 115 - 172(252) - 135 - 145(252)
裏選出のエース。珠をカメに渡していたので強運型にしました。ついでに壁展開に強く出れたのが良かったです。
ドリュキッス+カジリガメの選出をする際、カビゴンなどに撃ってカジリガメの起点にできる「甘える」を採用しました。龍舞バンギや鈍いカビの起点回避が出来たりと、そこそこ感触は良かったです。
・ドラパルト
特性 :すり抜け
性格 :陽気
持ち物:こだわりスカーフ
技 :ドラゴンアロー ゴーストダイブ とんぼがえり 鬼火
努力値:163 - 172(252) - 96(4) - xx - 95 - 213(252)
雨選出にも裏選出にも組み込めるパーツ。雨+ナットできつい電気技持ちの格闘タイプ(ルチャブル、ルカリオ、ジャラランガなど)によく投げてました。
ダイマックスミラーに強く、大体の相手はダイウォール→ダイホロウ→ダイウォールで勝つことが出来ます。
砂かきドリュウズを抜けるよう最速スカーフ。
【戦績】
中盤
2/10に瞬間一位
2/13に再び一位
最終
メイン TN キャノン
43位
サブ TN ダイヤ◇
33位
【8世代における雨パについて】
ここからが記事のメインです。
◯雨始動要員を採用する価値
8世代では「ダイストリーム」によって雨エース自ら雨を降らせることが出来るようになりました。それ故わざわざ選出の一枠を割いてまで雨始動要員であるペリッパーを採用する価値はあるのかと思う方もいると思います。自分もペリカメを使うまでは少しそう思ってましたが、いざ使ってみると採用するのに十分な利点がありました。それは
・ダイマックスをしなくても雨下でカメを動かせる
・カメが初めから速い
という点です。雨下のカジリガメは珠アクブレや諸刃により、ダイマックスをせずとも十分な火力を上から押し付けることができます。それゆえ裏のナットレイやドラパルトにダイマックス権を渡すことができたり、実質ダイマターンの延長ができます。また初速が速いので、例えばカメを出す前にギャラドスやトゲキッスを出されていても、雨が降っていれば上からの草技で倒されることなく、逆にこちらが上を取って諸刃またはダイロックで倒すことができます。
このように、ペリッパーを採用する価値は十分あります。
◯天候を書き換えるダイマックス技が横行する中で雨パを通せるのか
実際ダイバーンなどによってこちらの雨をなんとかしてこようとする人もちらほらいました。しかしダイバーンはペリカメのどちらにもほとんど効かず、その間に相手のダイマターンを枯らせるのでこちらのダイマックスを通せます。ダイロックも使い手がカメやナットに弱いことが多いのでなんとかなります。(ダイアイスは使い手が少ないので省略)。そもそもペリッパーを再度繰り出せば雨に戻せるので、要は立ち回りでどうとでも対処が出来るということです。使ってみればわかると思います。
結論: 8世代でも雨パは強い!
この記事を読んで今後雨パを使う方の参考になると幸いです。
【USM S16 最高最終2131 10位】鋼拳ペリラグ
S16お疲れ様でした。来期は潜らないので僕にとって今期がusm最後のレートでした。そんな中最終10位という十分すぎる結果を残せて満足です。
並びはこちら。
今期はS14に2100を達成したペリラグナットマンダミミゴーリ(http://scanpoke777.hatenablog.com/entry/2019/04/03/044853)の並びを改良することにしました。挑発ゴーリをステロ身代わりドラン、マンダを両刀から身代わり竜舞にすることで、ゴーリやリザ対策および崩し性能を保ちつつ、選出の幅および構築のパワーを上げました。
【個別解説】
◯ペリッパー @水z
・性格:控えめ
・特性:雨降らし
・実数値(努力値):
163(220)-63↓-122(12)-154↑(196)-91(4)-95(76)
・技:ハイドロポンプ/暴風/冷凍ビーム/とんぼがえり
調整
HB:特化マンダの捨て身が31.2%の乱数、特化ミミッキュのミミZ確定耐え
S:麻痺った最速マンダ抜き
C:11n、できるだけ高く
Sや耐久を落として火力を上げた。ドヒドイデやポリ2への負荷を意識している。削れたカビゴンやポリ2を水Zで落とせるのが魅力。
◯ラグラージ@メガ石
・性格:意地っ張り
・特性:激流
・実数値(努力値):
175-222↑(252)-130-×-131(4)-122(252)
・技:滝登り/地震/冷凍パンチ/気合パンチ
調整:ぶっぱ
気合パンチはムドーの羽やポリ2などの自己再生のターンに使う。ペリラグで崩しを行った後ミミッキュを通す動きが相変わらず強かった。
◯ナットレイ@フィラの実
・性格:呑気
・特性:鉄のトゲ
・実数値(努力値)
180(244)-115(4)-190↑(172)-×-147(84)-22↓
・技:ジャイロボール/タネマシンガン/やどりぎのタネ/電磁波
調整:ツルギの聖剣やガルドのシャドボ意識
H:呪い3回で木のみを食べてHPを確保したまま引けるよう4n
電磁波を採用することで立ち回りの幅が広がる。ポリ2やヤドランに電磁波を入れればマンダの起点にすることが出来る。
ガルドの特化シャドボ2発で必ず木の実を食べるようにしたが、身代わりを考えたらガルドに対しそこまでナットを投げられないので調整は要検討。
◯ヒードラン@食べ残し
・性格:穏やか
・特性:もらい火
・実数値(努力値)
193(212)-x-126-150-173↑(252)-103(44)
・技:噴煙/ステルスロック/身代わり/吠える
調整:テンプレ
リザやゴーリに対して投げる。とはいえゴーリは身代わりを貼るターンに零度チャンスがあるので、零度を何発かかわすか、Sを下げてもらう必要があって思ったより安定しない。
重かったアゴに対して比較的強く出れるのがgood。
◯ミミッキュ@気合の襷
・性格:陽気
・特性:化けの皮
・実数値(努力値)
131(4)-142(252)-100-×-125-162↑(252)
・技:じゃれつく/シャドークロー/影打ち/剣の舞
雨選出において非常に強力な詰め筋として今期も活躍してくれた。ペリラグがステロ巻きを抑制してくれるため雨と非常に相性が良い。
◯ボーマンダ @メガ石
・性格:意地っ張り
・特性:威嚇
・実数値(努力値)
197(212)-182↑(4)-151(4)-x-128(140)-159(148)
・技:恩返し/龍の舞/身代わり/羽休め
調整:
HD:ポリ2の冷B等意識、できるだけ高く
S:速いグライオン抜き
ナットの電磁波やドランのステロと合わせて崩しを行う。 麻痺や火傷している相手を身が羽舞で起点にするのが強かった
ミミッキュに対してはステロやナットの棘で削りにいくため通常のHADマンダよりAを下げてもよいと考えてこの調整にした。
サブロムでは(QRなため)恩返しが使えないので、代わりにウエポンを捨て身にし、調整を
197(212)-166(4)-151(4)-x-132(172)-170↑(116)
とした。捨て身だと立ち回りが窮屈だが、AをSに回せることによる恩恵もあったため一長一短。ツルギ抜きまでSを上げても良かったかも?
【選出】
マンダナットドラン4割、ペリラグミミッキュ3割、ペリラグナット2割、その他1割くらい。その他の中ではラグナットミミッキュが多かったかも。
vsリザ入り…マンダナットドラン
vsマンダ軸…ペリラグミミッキュ
vsガルーラ軸…ペリラグナット
vsラキムドー…ペリラグ@1
vsポリドヒド…マンダナットドラン、ペリラグナット、ペリラグドラン等
【終わりに】
改めてS16お疲れ様でした。またここまで読んでいただきありがとうございました。
来期はレートに潜らないため僕にとって今回がusm最後のシーズンでしたが、最後の最後に良い結果を残せたのでもう心残りはありません。
最後に、対戦していただいた方ありがとうございました!ガラルで対戦することになったらまたよろしくお願いします。
<スペシャルサンクス>
最終日一緒にレートに潜ったkyotounivpokeの仲間
構築の原案者であるsuicaさん
ペリッパーの調整を共に考察してくれたはぶさん
【戦績】
TNキャノン 138-70
最高・最終2131 最終10位
TNキャル 104-54
最高2049/最終2026 最終94位
オフではポケモンサークル最強シングルバトルプレイヤー決定戦(通称ポサパ)において関西優勝、全国準優勝を取ることができました。
http://pokemonclubparty.hatenablog.com/entry/2019/08/21/222500
【QR】
せっかくなので載せておきます。マンダの調整は捨て身用のものとなっています。
twitter: @scanpoke777
【USM S14 最高最終2107】鉄拳ペリラグミミッキュ
S14お疲れ様でした。今回は初めて2100に載せることが出来たので、記念に記事を書きます。並びはこちら。
今期は終盤までレートが思うように伸びず、良い構築も思い浮かばなかったので、kyotounivpokeのサークル仲間であるsuica(@suica69065574)さんの構築を使用することにしました。水Zペリ+きあパンラグ+電磁波ナットの並びが非常に強力だと感じたのが使用するに至った最たる理由です。
suicaさんの記事はこちら。
鉄拳ペリラグナット【s14 最高最終2011】 - 国際孵化勢のレート日記
【コンセプト】
・ペリッパーの単体性能を高くすることで、雨ターンを最大限活かす。
・ナットレイの電磁波により構築の対応範囲を広げる。
・水Zペリ+きあパンラグで汎用性を保ちつつ崩し性能を持たせる。
・誘うリザYには両刀マンダで対応。
・雨パに必ず出てくるゴーリを挑発ゴーリで餌にする。
・初見殺し要素を多く取り入れることでeasy winを狙う。
【個別解説】
強いと思った点を書きます。
◯ペリッパー @水z
・性格:控えめ
・特性:雨降らし
・実数値(努力値):
167(252)-63-121(4)-145(132)-91(4)-100(116)
・技:暴風/ハイドロポンプ/冷凍ビーム/とんぼがえり
調整
HB:特化マンダの捨て身を82%で耐え
S:ブルル意識
C:余り、雨下水ZでD4振りグロスに175~ダメージ
Zを持ち単体性能を上げ、負荷をかけやすくすることで雨ターンを有効活用出来る。カビゴンをドロポン+水Zで落としたり、ギルガルドをミミッキュの影打ち圏内にできるのが強力であった。
ペリッパーは火力を持たないと思われがちなため、舐めて突っ張ってくるグロスやHPの減った耐久ポケをカモにすることが出来た。初手ペリッパーデンジュモク対面は相手視点エナボ安定なため、水Zがよく通った。他の電気はさすがにラグ引き。
◯ラグラージ@メガ石
・性格:意地っ張り
・特性:激流
・実数値(努力値):
175-222(252)-130-×-131(4)-122(252)
・技:滝登り/地震/冷凍パンチ/気合パンチ
調整:ぶっぱ
気合パンチはムドーの羽やポリ2などの自己再生のターンに使う。この技の何が強いかというと、相手の回復技の下から撃てること。これによりムドーは雨無し滝圏内に、ポリ2は雨滝や地震圏内に入れることが出来るため、簡単に崩すことが出来る。ムドーを崩した後にミミッキュを通す動きが非常に強力であった。
他は普通のラグと一緒。雨パ使いの方は@1にきあパンを入れてみてはどうでしょうか。
◯ナットレイ@イアの実
・性格:呑気
・特性:鉄のトゲ
・実数値(努力値)
180(244)-114-185(140)-×-152(116)-22
・技:やどりぎのタネ/ジャイロボール/タネマシンガン/電磁波
調整:ツルギの聖剣やガルドの霊Z意識
電磁波を採用することでペリラグナットの雨選出でもツルギをペリと合わせて処理出来るようになったり、ミミッキュでルカリオやリザの上を取れるようになったのが強力だった。運に任せるような電磁波は最終手段としてしか使わないようにした。
◯ボーマンダ@メガ石
・性格:やんちゃ
・特性:威嚇
・実数値(努力値)
171(4)-216(252)-150-140-99-172(252)
・技:捨て身タックル/地震/流星群/大文字
調整:ぶっぱ
カバリザなど、リザがXだと断定できないパーティに選出する。雨が初手リザYを誘うので、初手に合わせに行けばeasy winを狙える。リザが初手に来なくても電磁波ナットがニトチャの起点にならない上、そもそも交換読み電磁波が決まるので、楽に対処できた。
◯ミミッキュ@気合の襷
・性格:陽気
・特性:ばけのかわ
・実数値(努力値)
131(4)-142(252)-100-×-125-162(252)
・技:影うち/シャドークロー/じゃれつく/剣の舞
個人的に構築のMVPはラグでもナットでもなくこのポケモン。本当に強かった。
ゴーリが耐久ポケの選出を抑制してくれたり、出てきても水Zペリときあパンラグで崩せるので、襷ミミッキュの崩しの少なさはカバーできた。
ペリラグやマンダで相手を削った後に非常に通りが良く、終盤の詰め筋として強力であった。特にマンダ軸、グロス軸には勝利に大きく貢献してくれた。
◯オニゴーリ@食べ残し
・性格:臆病
・特性:ムラッけ
・実数値(努力値)
177(172)-90-105(36)-101(4)-106(44)-145(252)
・技:フリーズドライ/挑発/身代わり/守る
調整:テンプレ
ゴーリ対策および耐久ポケの選出誘導の役割を持つ。
この構築はゴーリを非常によく誘うため、逆にカモにするために挑発ゴーリを採用した。ゴーリにゴーリを後投げしても相手はほぼそのまま居座ってくるため、相手の裏まるごと崩壊させられた。
挑発を撃つタイミングはある程度ムラっけでCが上がったり相手のフリドラ零度のppを減らしたら。Cを上げていれば挑発を見せた後相手が裏のポケモンとくるくるするのを咎められる。ちなみに挑発のppは32で、フリドラ零度の合計ppが40なので、居座ってくるなら確実に悪あがきまで持っていける。相手のフリドラ零度のppを枯らしてもこちらのフリドラ挑発のppはまだそれぞれ15くらい残っているので、全能力6段階上昇をもってそのまま裏ごと崩壊させられる。
最終日5回ほどゴーリと当たったが、このポケモンのおかげで楽に全勝出来た。
ゴーリ入か、明らかにゴーリが刺さっている低速パーティ相手にしか出さないため、選出はほぼない。ペリラグがある程度の崩しを持っているため尚更。
【選出】
・ペリラグミミッキュ
一番多い。ヒトムグロスやマンダ軸へ。リザランドグロスなど、リザがXだと断定できるパーティにも。
・ペリラグナット
ガルーラ軸やクチート軸、ラティハッサムなどに。たまにグロス軸、マンダ軸にも出す。
・マンダナットミミッキュ
・ラグナットミミッキュ
ヒトムグロスレヒレミミッキュへ。グロスをラグの地震でミミッキュの影圏内に入れればミミッキュが非常に通りやすい。ナットは初手レヒレケア。
・ゴーリ@2
ゴーリ入りやゴリゴリの受けサイクルへ。ゴーリの裏にグロスがいるならナット、ツルギがいるならマンダが欲しいかも。
【終わりに】
このパーティで明確に重いのがアゴ入りの展開構築くらいで、非常に多くのパーティに対応することができた。今まで握った構築の中で一番強力だったと思う。
構築を貸してくれて、一緒に調整や立ち回りについて考えてくれたsuicaに感謝。初めて2100を達成できて嬉しかった。最終日の勝率が非常に良かったため、もっと上をいける自信があったが、初21のため一応保存。
改めてS14お疲れ様でした。またここまで読んでいただきありがとうございました。
【戦績】
TNキャル 94-54
最高・最終2107
最終73位
東大京大交流会 600族以上シングル
キャノンです。東大との7本勝負のうち、600族以上シングルを担当しました。
目次
ルールと使用可能ポケモン
ルール
その名の通り、合計種族値が600以上のポケモンのみ参加可能で、伝説、幻のポケモンも使用可能。ただしメガシンカポケモンはメガ前種族値も600以上でなくてはいけない。
メガZ有りシングル63
使用可能ポケモン
複数フォルムあるポケモンはどのフォルムも600以上あのでok
カイリュー、バンギラス、ボーマンダ 、メタグロス、ガブリアス、サザンドラ、ヌメルゴン、ジャラランガ、ラティアス、ラティオス、ヒードラン、クレセリア、ランドロス、ケッキング、レジギガス
ミュウツー、ルギア、ホウオウ、グラードン、カイオーガ、レックウザ、ディアルガ、パルキア、ギラティナ、レシラム、ゼクロム、キュレム、ゼルネアス、イベルタル、ジガルデ、ソルガレオ、ルナアーラ、ネクロズマ
ミュウ、セレビィ、ジラーチ、デオキシス、マナフィ、ダークライ、シェイミ、アルセウス、ビクティニ、メロエッタ、ゲノセクト、フーパ、ボルケニオン、マギアナ、マーシャドー、ゼラオラ
ヨワシは知らん、忘れた
考察
まず明らかに強いポケモンがちらほらいたので、そこを中心に考察していった。考察当時のキャラランクはこちら。
キャラランク
横の並びは適当
A グラードン
C その他
解説すると長くなったので別記事で。このルールの知識が乏しい方は見るのを推奨。
600族以上シングルキャラランク - トライポカロンマスタークラス
構築経緯
このルールではプールが狭く、強いポケモンが限られているので、タイプによりサイクルを回すことが難しいと考えた。伝説ポケモンのダメ感があまりないのも理由の一つ。 ステロを撒いてエースを通す展開構築も考えたが、キャラランク上位に先制技持ちが多く、また積んでもワンパンできずに返されるなど、通しにいくのが難しいと思ったため、見送った。
したがって対面強いポケモンで並べ、数的有利を取っていく対面的な構築を組むことにした。メガ最強のレック、Zを持てば対面最強のイベル、カスタマイズ性能の高いアルセ、積み技や一部のアルセの抑制が出来るマシャは入れない理由が無いので採用。この4体だとフェアリーがきついので、黄昏ネクロも自然と入った。あと1体はあまり選出する気がなかったので、少しでも耐久アルセを選出抑制できるようグラードンを採用した。自然とキャラランク上位6体で固まった。
各々の型は大体構築段階で決まったが、アルセの型のみ絞ることが出来なかったため、実際に伝説フリーで回してみて考えることに。構築の穴を埋めつつ対面強くすることを意識した。いろいろ考えて最適な型を見つけたので構築完成。
単体紹介
マーシャドー
持ち物:専用Z
実数値:165-177(252)-100-x-111(4)-194(252)
積み技及び一部アルセウスの抑制。襷はレックに回したので代わりにZを持たせた。ただイベルの不意打ち+マシャZでオーガを落としたり、ゴーストアルセの自己再のターンに投げて落としたりも出来るので、Zでも十分な役割を果たすことが出来る。
毒々は技スペが余ったのでアルセにZを透かされたとき用に。
黄昏ネクロズマ
持ち物:拘りスカーフ
実数値:173(4)-209(252)-147-x-129-141(252)
鋼枠。鋼のまま殴りたいのと、フェアリーアルセの上を取れるようにスカーフでの採用とした。一舞メガバンギの上を取れるのもデカい。基本メテオしか撃たない。
アルセウス
持ち物:精霊プレート
実数値:201(44)-126-140-167(212)-140-189(252)
技:裁きの礫/大地の力/神速/電磁波
調整は陽気黄昏ネクロのメテオドライブ確定耐え、余りCS。
型選択について。対面構築である以上、相手に数的有利を取らなければいけないが、他のメンツが相手のマーシャドーに確実に仕事をされてしまうので、マーシャドーに不利を取らない、つまり霊格闘で弱点を突かれないことが型を選ぶ上での最低条件であった。また相手のメガレックに対して裁きで抜群を取れる、もしくはガリョウを半減できることが望ましい。
この2つの条件から、まずタイプはドラゴン、フェアリー、電気の3つに絞り込んだ。ただ電気はあまりにもゲングラに対して不利を取るため候補から外した。ここからはフリーで回してみて型を考えることに。
初めはオーガに受けだすことを考えてドラゴンにしていた。オーガの水技+冷ビを、受け出しと瞑想で耐えるからである。しかし実際に回してみると、瞑想で耐えて自己再生で受けようにも、冷ビの被弾数が多すぎて凍りを引きやすく、安定しないことに気づいた。そもそもこちらの裏にゲングラがいる以上相手は水技を撃たない。また同時に気づいたのだが、オーガは思ったより対面処理が可能だった。イベルの不意打ち+マシャのZやレックのガリョウで落とせるし、イベルは特化根源をほぼ耐える。したがって、別にアルセをオーガに強い型である必要がなくなったので、裁き+大地で広範囲の攻撃が出来るフェアリーに決定した。
技は鬼火瞑想自己再生のような受け気味な構成は相手のネクロを考えるとこちらに不利な択が多く、機能しづらいと考えたため、単純に技範囲や対面性能を考えて大地と神速を採用した。また電磁波を採用することにより、相手のアルセやマシャ、ネクロの処理を楽にすることが出来た。例えば鋼アルセウスなら、メガレックで鬼火をくらわずに上からの処理が可能となる。ステロ+エースといった展開構築にも刺して行ける。実際かなり効果的だったので正解だった。
レックウザ
持ち物:気合の襷
実数値(メガ):181(4)-232(252)-120-x-120-183(252)
技:画竜点睛/神速/Vジェネレート/龍の舞
メガ+襷=最強卍。レックのガリョウやVジェネは伝説の中でも特に火力が高く、ほとんどの相手を確2に持ち込めるため、襷と相性が良い。龍舞はほとんど使わなかったので地震で良かったかもしれない。
イベルタル
持ち物:悪Z
実数値:233(252)-135-122(52)-194(204)-118-119
技:悪の波動/不意打ち/デスウィング/とんぼ返り
調整は黄昏ネクロのメテオドライブ確定2耐え、メガレックの鉢巻ガリョウ確定耐え、余りC
大体の攻撃を耐えて等倍悪Zで一体持っていける。グラードンを一撃で持っていきたかったのと、ステロ撒きに対してデスウィングを撃ちたかったので特殊型での採用。回してみても狙い通りの活躍をしてくれた。
グラードン
持ち物:紅色の珠
実数値(ゲンシ):207(252)-255(252)-180-x-110-111(4)
技:断崖の剣/炎のパンチ/毒々/ステルスロック
見せポケ。耐久型のアルセを選出抑制していく。あとオーガの水技を抑制するなど。一応断崖でHSアルセを確2に出来る。
結果と感想
東大側のパーティはミュウツー、ゲングラ、黄昏ネクロ、バンギラス、アルセウス、イベルタルだった。そのパーティが分かるまで気づかなかったが、ぼくのパーティかなりバンギラスが重い。イベルやレックは有効打がない上、一舞されたらマシャも貫かれてしまう。なのでこちらとしてはバンギの処理を、対面での削り+スカーフネクロのメテオドライブに任せるとした。そうなると相手のイベルが重いのでアルセウスも選出。@1はこれまで信じてきたイベルタルを初手に置くことにした。イベルアルセネクロの選出だと鋼アルセなどに負けるがそれは切ることにした。
相手側の選出はステロゲングラ+両壁ミュウツー+バンギラスで、完全にバンギラスを通しに行く感じだった。初手イベルゲングラ対面、こちらは当初の予定通り悪波Zを撃っていき、岩封をくらいながらもゲングラをワンパンすることができた(急所だったのですが、相手の調整的に10/16くらいの乱数らしかったです…)。
次にミュウツーが出てきて、こちらのHP的にメガYなら一発耐える、メガXなら倒されても裏のアルセで処理できると考え、不意打ちではなく悪波を撃ちに行きました。すると相手はリフレクを貼ってきたので、ここで3体目で全抜きする構築だと完全に理解。よってとんぼ返りでミュウツーを倒しつつ、裏のアルセで抜きエースに電磁波を入れにいくことにした。結果これが刺さり、3体目のバンギラスを上手くアルセとネクロで処理でき、勝利を収めた。
感想としては、バンギラスに対するこちらの考察不足で、対策を怠っていたなと、強く感じる試合でした。結果としては上手くアルセの電磁波が機能したので良いですが、選出画面だけでこちらのパーティで一番パワーのある襷レックが腐ってしまっていたのは、正直悔しかったです。ステロ+バンギラスはもう少しこちらも考えるべきでした。
最後に、Vジェネレックの個体を貸してくれたぬまうおさん、ネクロとゲングラとマシャを貸してくれたがんだー、アルセの厳選券を切ってくれた収穫、また対戦したtomokaさん、ありがとうございました。楽しい試合にすることができました。
600族以上シングルキャラランク
ランクS(レック、アルセ、イベル)
レックウザ
メガ後特性 デルタストリーム…場にいる間、飛行の弱点を消す永続天候を起こす。
メガ後種族値 105-180-100-180-100-115
計780
持ち物とは別にメガ進化可能な最強ポケモン。 襷、スカーフ、鉢巻と、豊富な型がある上に、技もガリョテン、神速、Vジェネ、流星、地震、竜舞と強力なものを覚える。なんだこれは。メガ枠はこいつ一択だと思う(思ってた)。
アルセウス
特性 マルチタイプ…持っているプレートやZによりタイプが変わる
種族値 120-120-120-120-120-120
計720
特性でタイプが変わるのでカスタマイズ性能が高く、型が判断しづらい。選出画面でタイプ分からんのバグやろ。珠やノーマルZを持たせて剣舞神速する型、ゴーストのプレートを持たせて鬼火瞑想自己再生で耐久する型が有名だが、パーティで重いポケモンに対して強いタイプに変わったりもできるので、その2つのどちらかと型を決めつけるのは出来ない。覚える技を見たら、両壁電磁波トリルステロ大地放射冷ビと、本当に何でも覚える。バグ。
このポケモンの型で構築の気質が変わると思う。
イベルタル
特性 ダークオーラ…場のポケモンすべての悪技の威力が4/3倍になる。
種族値 126-131-95-131-98-99
計680
伝説戦では一貫性の取りやすい悪技を、特性、タイプ一致込み2倍の威力で撃てるため、Zを持たせれば対面性能最強。物理型ならイカサマZで無振りアルセウスが13/16の乱数でワンパン、特殊型なら悪波Zで大体のゲングラをワンパンできる。フェアリーにはほぼ何も出来ないが強いフェアリーがアルセウスくらいなので通りが良い。
初手に出せば一体持っていけるくらいのイメージ。
ランクA+(マシャ、黄昏ネクロ)
マーシャドー
特性 テクニシャン
種族値 90-125-80-90-90-125
計600
ちょっと前にトリックホリックで猛威を奮ってたよね。専用技のシャドースチールは相手の能力上昇を奪いながら殴れるので、選出画面にいるだけで相手の積み技を抑制できる。それだけで強いが、特に強いのはレックやアルセよりSが高い点と、神速が無効な点。テクニシャン影打ちを撃てることもあって、削れた相手を無償で突破しやすく、裏にも負担をかけていける。
たぶん一番アルセに強いのがこのポケモン。ノーマル、鋼アルセにはインファ、ゴーストアルセにはマシャZで上から打点が持てるので、それらのタイプのアルセへは選出抑制が効く。
しかし火力と行動保証を両立しにくいためこのランク。
黄昏ネクロズマ
特性 プリズムアーマー…抜群技を受けるダメージが3/4に軽減される
バースト後特性 ブレインフォース…抜群技を撃ったとき、威力が5/4倍になる。
種族値 97-157-127-113-109-77
バースト後種族値 97-167-97-167-97-129
計680→754
専用Zを持たせると、バーストしてウルネクになれる。バーストしないときのタイプが鋼エスパーと、伝説では数少ない鋼枠。
このポケモンの何が強いかというと、バーストするとドラゴンエスパーになり、耐性が変わるのと、Sが高くなるため、レックやアルセの正解行動を分からなくさせられる。レックの場合炎技と神速やガリョテン、アルセの場合裁きの礫か鬼火などの択を仕掛けられる。アルセの上から身代わりを撃てるのが偉い。
更に強いのは、バーストしなくても、普通にスカーフで殴ったり、剣舞ロッカからソルガレオZを撃ったりしても強いので、型の一点読みができないこと。一歩型を間違えれば大きくアドを取られてしまう。
ただイベルタルに大きく隙を見せるためこのランク。
ランクA(ゲングラ)
グラードン
ゲンシカイキ後特性 おわりのだいち…場にいる間、水技無効、炎技1.5倍の永続天候を起こす
ゲンシカイキ後 種族値 100-180-160-150-90-90
計770
使うならゲングラ一択。持ち物を実質持たせられないのが弱いが、唯一無二の耐性と、鬼火無効なため耐久型アルセウスに強い点を評価してこのランク。このポケモンの仕事は選出画面での耐久アルセの抑制。以上。
ランクB(オーガ、ルナアーラ、バンギ、ガブ)
カイオーガ
特性 雨降らし
ゲンシカイキ後 特性 はじまりのうみ…場にいる間、炎技無効、水技1.5倍の永続天候をを起こす。
種族値 100-100-90-150-140-90
ゲンシカイキ後 種族値 100-150-90-180-160-90
計670→770
ゲンシカイキしてもしなくても戦えるが、場に出た途端にゲンシかどうか分かるため、スカーフ型かゲンシ型か一瞬でバレてしまう。どちらの型も相手の裏のゲングラに怯えて水技が打てない。ゴミ。ただゲンシカイオーガなら、ゲングラと対面させて天候を奪いさえすればキャラランク上位に一貫する水技でほぼ一体持っていくことが出来る。ゲングラとゲンカイは互いに選出抑制していると言える。
ランクSに弱いためこのランク。
ルナアーラ
特性 ファントムガード…型破りされないマルスケ
種族値 137-113-89-137-107-97
計680
イベル以外に一貫するゴースト技と、特性が強力。イベルの後出し余裕と思いきや、ムンフォを覚えるためそうでもない。神速無効なためスカーフと相性が良さげ。正直考察不足だが本当はもっとランク高いと思う。
ちなみに似たような性質をもつ暁ネクロはイベルへの打点としてジェムしか覚えない。ムンフォと違ってレックマシャにも一貫させることができないので弱い。何より黄昏ネクロを採用できなくなるのが弱すぎるので採用するならルナアーラの方が良い。
バンギラス
採用するならマシャの上を取りにいける竜舞メガ。当初メガはレック一択で他は採用する価値ないと思っていたが、よく考えたらこのポケモン、キャラランク上位にかなり強い。神速、影打ち、不意打ち半減で、イベルや地震の無いレックを起点に出来るのが強すぎる。ステロ展開の積みエースなら最強だと思う。
これも正直考察不足。伝説しか環境にいないと思ってた。なんだこいつ。今評価するならランクA以上にはなると思う。
ガブリアス
襷ステロポケモン。ステロと鮫肌で相手の襷をほぼ確実に潰しに行ける。大抵の挑発勢に上を取れるのもあって、ステロを撒くだけならたぶん一番強い。相手にするととても困るポケモン。しかし襷枠を潰すのと、イベルやアルセにあまり仕事ができないのが微妙。
ランクC(その他)
ディアルガとかマギアナとかグロスとか、考察してないだけで実は強いポケがいる気がする。ゼルネは神速や黄昏ネクロで止まるから雑魚と思ってたけどそうでもないかも?
【USM S13 最終日使用構築】マンマンママンガルド【最高2066, 最終2027】
シーズン13お疲れ様でした。本当は潜るつもりがあまり無かったのですが、サークル仲間が初2000に乗せているのを見て、モチベが湧いたので潜ってました(おめ)。1850からスタートして、2000を超えることができたので、記事に残します。
構築名は言いたいだけです。
【USMs8】ママンマンダミミガルド改【p2オフ優勝】 - トライポカロンマスタークラス
オフでずっと使ってるこの構築を使いました。レートも何度か潜っていたのですが、結果を残せたのは今回が初めてです。
<構築経緯>
構築経緯は上の記事とそのリンク先に書いてあるので簡易的にします。
まずママンボウを使うところからスタート。組ませる鋼枠として、先制技で誤魔化しができ、一貫性の高い技で相手に負担をかけていきやすいギルガルドを採用しました。次にメガ枠として、地面への役割分散が可能なボーマンダを採用、型はサイクルがしやすく鋼を燃やせる特殊型。ミミッキュ枠としてミミッキュも採用、ママンボウが起点にありえんなりやすいのでそれのケア。あとは電気に強い地面枠が欲しかったので先制技での誤魔化しも効くマンムー、ゲコやリザYが重いのと受けサイクルがきつめなのでスカーフヒトムを採用してパーティ完成です。
ボーマンダ@メガ石
メガ後実数値 171(4)-x↓-150-172(252)-110-189(252)↑
技 流星群/ハイボ/文字/羽休め
流星採用の特殊マンダ。相手のマンダを上からワンパンできる流星は強く、対マンダ軸への勝利に最も貢献してくれました。実際最終日当たったカバマンダ系統への勝率は100%でした。流星マンダミラーは同速勝ちと流星かわしでケア(パンチの絵文字)。
構築的にリザYがきついので、今期散見された捨て身流星の両刀マンダもありかなと思いましたが、カグヤやグロスを考えると炎技の火力を落としたくないので見送りました。放射から文字に変更したのもそのためです。
実数値 197(92)-194(212)↑-100-x↓-106(204)-100
技 地震/つぶて/がんぷう/叩き
今では珍しくなったチョッキマンムー。初手ゲッコウガに対して突っ張ってまあまあ勝てるのが強い。負けそうでも水技のダメージで控えめっぽかったらマンダバックの選択も取れます。カバマンダ系統は初手にゲッコウガを置かれることが多かったので、よく合わせてました。
またチョッキを採用したことによりウルガモスを後出しから相手できるようになったり、特殊に対し何度かサイクルを回せるのがえらかったです。たまーにマンボウの願い事で回復させるのでそれとの兼ね合いもよき。ちなみに調整は忘れました。とりあえず火力高くて助かることは多かったです。
相手の積み展開系(ギャラアゴなど)へは初手にマンムーを置いてがんぷう連打からミミッキュに繋ぐことで楽に勝てました。後述するミミッキュは非常に積みポケモンに強い型なので、行動保証を与えるためにもがんぷうは必須です。
ママンボウ@ゴツメ
特性 再生力
実数値 246(44)-x↓-143(236)↑-60-94(228)-85
技 どくどく/熱湯/願い事/守る
Dにも厚く振ったママンボウ。耐久の目安としてはC155ゲッコウガの悪の波動が30.8~36.5%、A197メガグロスの雷パンチが41.4~49.5%といった感じです。単水なのと特性により色んなポケモンをごまかせますが起点になりやすいのでそこは注意。毒さえ入れれば裏と絡めて大体のポケモンはなんとかなります。
願い事という技がとても偉く、裏のポケモンを安全に受け出せるのはもちろんですが、自身の行動保証にも使えます。例えば有利対面で相手のテテフバックに願い事を合わせたとすると、次のターン自分はギルガルドバックの選択だけでなく、突っ張って毒を入れる択も取れます(メガネ以外ならサイキネは願い事プラス再生力で回復可能)。テテフに毒が入ればママンボウでも最低限みることできるし、見えやすいギルガルドバックに合わせてリザが出てきたりしてかなりのアドが取れます。このように不利なポケモンにも一発耐えるなら毒を入れに行くムーブが願い事によって可能になるわけです。実際このムーブは良くしました。
技をうずしおから熱湯に変えました。挑発ギャラやクチートに対し圧力をかけられるという点で優秀でした。ちなみにギャラはどくどくではなく熱湯から入ります。挑発があれば打ってくるし、どくどくは一舞後でも間に合うからです。ただし他のポケモンには極力どくどくを撃ちましょう。
ヒートロトム@スカーフ
実数値 125-x↓-127-172(252)↑-128(4)-138(252)
技 ボルチェン/オバヒ/めざ氷/トリック
スカーフ枠。地面にボルチェンを受けられることが怖かったので選出は控えめ。マンボウとサイクルするときは比較的よく出したと思います。
このポケモンを採用した理由はリザYの炎に受け出せることと受けサイクルに抗えることが大きいです。後者について言えば、ポリ2かなんかの対面でトリックを打てばだいたいポリ2かグライに通るので、こちらのギルガルドで崩しに行きやすくなります。一回スカーフポリ2とグライオンに普通にサイクルされて負けてほんまかってなりましたが、そこそこ受けサイクルへの勝率を上げてくれたと思います。
ミミッキュ@ミミZ
実数値 131(4)-142(252)-100-x↓-125-162(252)
技 じゃれつく/影打ち/呪い/守る
守る採用の呪いミミッキュ。呪い身代わりが受けの駒に強いなら、呪い守るは積みポケに強いです。というのも、相手の竜舞や蝶舞に合わせて呪い→攻撃技に対して守る→影打ちをすれば裏の先制技圏内になったり、呪い→守る→裏を捨てる→死に出し守る→影打ちでZも皮を残しつつ突破できるからです。木の実持ちの積みポケ、つまりガモスなんですが、それも皮が残っていれば1・1が取れるし、皮が残っていなくてもガルドやマンムーでなんとかできます。唯一起点にされるのは回復技持ちかつS上昇積み技持ちのボーマンダなんですが、そこはZを残す立ち回りをしたりこちらのマンダとうまく対面させたりして処理します。ステロ一回+プラマイ0恩返しならマンダが耐えてくれることも頭の中に入れておきます。
また積みポケ以外にも見えない守るは確実に通るので強引に削りに行く事もできます。またロップの猫に合わせて守るを決めて拾った試合もあり、優秀でした。使ったひとにしか強さが実感できないのでぜひ使ってあげてください。
ちなみに最速なのは相手の削れたミミッキュを影打ちで処理することが多いからと、テテフの上を取りたかったからです。
ギルガルド@霊プレート
シールド実数値 167(252)-70-170-112(252)↑-171(4)-72↓
技 シャドボ/どくどく/影打ち/キンシ
テテフに強い鋼枠。相手に負荷をかけやすいプレートを持っています。ガルドのシャドボ耐えのテテフの調整を崩すことができたり(あまり実感はないですが)、HBドヒドイデに対しシャドボが半分以上入ったり、カグヤへの負荷を大きくしたりと使い道は色々ありました。一応影打ちのダメージも上がっていますがそれは微々たるものなので、それに期待して立ち回るのは控えました。初めは残飯にしてましたがそれよりもカグヤへの負荷を優先したい場面が多かったのでこちらのほうが良かったです。ゴーストZも受け単にミミッキュと持ち物が被るのと、特にサイクルに対して立ち回りが怪しくなってくるで採用しませんでした。
<選出、立ち回り>
vsカバマンダ
選出:マンムーミミマンダ
ゲッコウガがいたらだいたい初手に来るのでマンムーで頑張って勝ちましょう。上にも書いたとおり控えめっぽかったらマンダバックの選択もありえます。初手カバルドンは叩きと地震打ってマンムーを寝かせばごまかせます。大体締めはマンダに流星撃って勝ちです。勝率はかなり高いほうです。
選出:ヒトムミミマンダ、マンムーミミマンダなど
ヒトムもレヒレもきついので頑張って対面で打ち合うことで削りましょう。マンダを通せれば勝ち。レヒレがいないならマンボウを出してヒトムを誤魔化しに行きます。
vsテテフリザ
選出:マンボウガルドヒトムなど
マンボウがリザのソラビを一発耐えることを頭に入れながら頑張りましょう。初手テテフマンボウ対面守るをしてシャドボを打たれたらアド。
vs受けサイクル
選出:ヒトムガルドマンダ、マンムーガルドマンダなど
グライ絡みは前者、カグヤ絡みは後者。
<戦績>
最高2066、最終2027(110位)
オフでの戦績は上のリンク先の記事に書いてあります。書くのめんどくさい
シーズン13お疲れ様でした。このパーティで2000に行けるとは正直期待してなかったので良かったです。来シーズンはレート期間がいつもより一ヶ月長いらしいので2100目指したいなあと思ってます。モチベがあればいいですが。