東大京大交流会 600族以上シングル
キャノンです。東大との7本勝負のうち、600族以上シングルを担当しました。
目次
ルールと使用可能ポケモン
ルール
その名の通り、合計種族値が600以上のポケモンのみ参加可能で、伝説、幻のポケモンも使用可能。ただしメガシンカポケモンはメガ前種族値も600以上でなくてはいけない。
メガZ有りシングル63
使用可能ポケモン
複数フォルムあるポケモンはどのフォルムも600以上あのでok
カイリュー、バンギラス、ボーマンダ 、メタグロス、ガブリアス、サザンドラ、ヌメルゴン、ジャラランガ、ラティアス、ラティオス、ヒードラン、クレセリア、ランドロス、ケッキング、レジギガス
ミュウツー、ルギア、ホウオウ、グラードン、カイオーガ、レックウザ、ディアルガ、パルキア、ギラティナ、レシラム、ゼクロム、キュレム、ゼルネアス、イベルタル、ジガルデ、ソルガレオ、ルナアーラ、ネクロズマ
ミュウ、セレビィ、ジラーチ、デオキシス、マナフィ、ダークライ、シェイミ、アルセウス、ビクティニ、メロエッタ、ゲノセクト、フーパ、ボルケニオン、マギアナ、マーシャドー、ゼラオラ
ヨワシは知らん、忘れた
考察
まず明らかに強いポケモンがちらほらいたので、そこを中心に考察していった。考察当時のキャラランクはこちら。
キャラランク
横の並びは適当
A グラードン
C その他
解説すると長くなったので別記事で。このルールの知識が乏しい方は見るのを推奨。
600族以上シングルキャラランク - トライポカロンマスタークラス
構築経緯
このルールではプールが狭く、強いポケモンが限られているので、タイプによりサイクルを回すことが難しいと考えた。伝説ポケモンのダメ感があまりないのも理由の一つ。 ステロを撒いてエースを通す展開構築も考えたが、キャラランク上位に先制技持ちが多く、また積んでもワンパンできずに返されるなど、通しにいくのが難しいと思ったため、見送った。
したがって対面強いポケモンで並べ、数的有利を取っていく対面的な構築を組むことにした。メガ最強のレック、Zを持てば対面最強のイベル、カスタマイズ性能の高いアルセ、積み技や一部のアルセの抑制が出来るマシャは入れない理由が無いので採用。この4体だとフェアリーがきついので、黄昏ネクロも自然と入った。あと1体はあまり選出する気がなかったので、少しでも耐久アルセを選出抑制できるようグラードンを採用した。自然とキャラランク上位6体で固まった。
各々の型は大体構築段階で決まったが、アルセの型のみ絞ることが出来なかったため、実際に伝説フリーで回してみて考えることに。構築の穴を埋めつつ対面強くすることを意識した。いろいろ考えて最適な型を見つけたので構築完成。
単体紹介
マーシャドー
持ち物:専用Z
実数値:165-177(252)-100-x-111(4)-194(252)
積み技及び一部アルセウスの抑制。襷はレックに回したので代わりにZを持たせた。ただイベルの不意打ち+マシャZでオーガを落としたり、ゴーストアルセの自己再のターンに投げて落としたりも出来るので、Zでも十分な役割を果たすことが出来る。
毒々は技スペが余ったのでアルセにZを透かされたとき用に。
黄昏ネクロズマ
持ち物:拘りスカーフ
実数値:173(4)-209(252)-147-x-129-141(252)
鋼枠。鋼のまま殴りたいのと、フェアリーアルセの上を取れるようにスカーフでの採用とした。一舞メガバンギの上を取れるのもデカい。基本メテオしか撃たない。
アルセウス
持ち物:精霊プレート
実数値:201(44)-126-140-167(212)-140-189(252)
技:裁きの礫/大地の力/神速/電磁波
調整は陽気黄昏ネクロのメテオドライブ確定耐え、余りCS。
型選択について。対面構築である以上、相手に数的有利を取らなければいけないが、他のメンツが相手のマーシャドーに確実に仕事をされてしまうので、マーシャドーに不利を取らない、つまり霊格闘で弱点を突かれないことが型を選ぶ上での最低条件であった。また相手のメガレックに対して裁きで抜群を取れる、もしくはガリョウを半減できることが望ましい。
この2つの条件から、まずタイプはドラゴン、フェアリー、電気の3つに絞り込んだ。ただ電気はあまりにもゲングラに対して不利を取るため候補から外した。ここからはフリーで回してみて型を考えることに。
初めはオーガに受けだすことを考えてドラゴンにしていた。オーガの水技+冷ビを、受け出しと瞑想で耐えるからである。しかし実際に回してみると、瞑想で耐えて自己再生で受けようにも、冷ビの被弾数が多すぎて凍りを引きやすく、安定しないことに気づいた。そもそもこちらの裏にゲングラがいる以上相手は水技を撃たない。また同時に気づいたのだが、オーガは思ったより対面処理が可能だった。イベルの不意打ち+マシャのZやレックのガリョウで落とせるし、イベルは特化根源をほぼ耐える。したがって、別にアルセをオーガに強い型である必要がなくなったので、裁き+大地で広範囲の攻撃が出来るフェアリーに決定した。
技は鬼火瞑想自己再生のような受け気味な構成は相手のネクロを考えるとこちらに不利な択が多く、機能しづらいと考えたため、単純に技範囲や対面性能を考えて大地と神速を採用した。また電磁波を採用することにより、相手のアルセやマシャ、ネクロの処理を楽にすることが出来た。例えば鋼アルセウスなら、メガレックで鬼火をくらわずに上からの処理が可能となる。ステロ+エースといった展開構築にも刺して行ける。実際かなり効果的だったので正解だった。
レックウザ
持ち物:気合の襷
実数値(メガ):181(4)-232(252)-120-x-120-183(252)
技:画竜点睛/神速/Vジェネレート/龍の舞
メガ+襷=最強卍。レックのガリョウやVジェネは伝説の中でも特に火力が高く、ほとんどの相手を確2に持ち込めるため、襷と相性が良い。龍舞はほとんど使わなかったので地震で良かったかもしれない。
イベルタル
持ち物:悪Z
実数値:233(252)-135-122(52)-194(204)-118-119
技:悪の波動/不意打ち/デスウィング/とんぼ返り
調整は黄昏ネクロのメテオドライブ確定2耐え、メガレックの鉢巻ガリョウ確定耐え、余りC
大体の攻撃を耐えて等倍悪Zで一体持っていける。グラードンを一撃で持っていきたかったのと、ステロ撒きに対してデスウィングを撃ちたかったので特殊型での採用。回してみても狙い通りの活躍をしてくれた。
グラードン
持ち物:紅色の珠
実数値(ゲンシ):207(252)-255(252)-180-x-110-111(4)
技:断崖の剣/炎のパンチ/毒々/ステルスロック
見せポケ。耐久型のアルセを選出抑制していく。あとオーガの水技を抑制するなど。一応断崖でHSアルセを確2に出来る。
結果と感想
東大側のパーティはミュウツー、ゲングラ、黄昏ネクロ、バンギラス、アルセウス、イベルタルだった。そのパーティが分かるまで気づかなかったが、ぼくのパーティかなりバンギラスが重い。イベルやレックは有効打がない上、一舞されたらマシャも貫かれてしまう。なのでこちらとしてはバンギの処理を、対面での削り+スカーフネクロのメテオドライブに任せるとした。そうなると相手のイベルが重いのでアルセウスも選出。@1はこれまで信じてきたイベルタルを初手に置くことにした。イベルアルセネクロの選出だと鋼アルセなどに負けるがそれは切ることにした。
相手側の選出はステロゲングラ+両壁ミュウツー+バンギラスで、完全にバンギラスを通しに行く感じだった。初手イベルゲングラ対面、こちらは当初の予定通り悪波Zを撃っていき、岩封をくらいながらもゲングラをワンパンすることができた(急所だったのですが、相手の調整的に10/16くらいの乱数らしかったです…)。
次にミュウツーが出てきて、こちらのHP的にメガYなら一発耐える、メガXなら倒されても裏のアルセで処理できると考え、不意打ちではなく悪波を撃ちに行きました。すると相手はリフレクを貼ってきたので、ここで3体目で全抜きする構築だと完全に理解。よってとんぼ返りでミュウツーを倒しつつ、裏のアルセで抜きエースに電磁波を入れにいくことにした。結果これが刺さり、3体目のバンギラスを上手くアルセとネクロで処理でき、勝利を収めた。
感想としては、バンギラスに対するこちらの考察不足で、対策を怠っていたなと、強く感じる試合でした。結果としては上手くアルセの電磁波が機能したので良いですが、選出画面だけでこちらのパーティで一番パワーのある襷レックが腐ってしまっていたのは、正直悔しかったです。ステロ+バンギラスはもう少しこちらも考えるべきでした。
最後に、Vジェネレックの個体を貸してくれたぬまうおさん、ネクロとゲングラとマシャを貸してくれたがんだー、アルセの厳選券を切ってくれた収穫、また対戦したtomokaさん、ありがとうございました。楽しい試合にすることができました。